Wi-Fiに繋がっているのにネットが遅い!修理のプロが教える「見えない壁」の正体

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「Wi-Fiの扇マークは満点なのに、動画がクルクル回って進まない…」

修理現場で5年間、お客様から最も多くいただいた相談がこれです。実は「Wi-Fiに繋がっている」ことと「インターネットが速い」ことは、全く別問題。

物理的な断線ではなく、**家の中の「目に見えない電波の渋滞」や「設定の食い違い」**が原因であることがほとんどです。現場で1,000回以上繰り返したチェックポイントを、初心者の方にも分かりやすく伝授します。

結論:Wi-Fiは「繋がっている」だけでは不十分

「繋がっているのに遅い」のは、例えるなら**「道路(Wi-Fi)はあるけれど、その先の高速道路(光回線)が渋滞しているか、車が故障している」**状態です。

扇マークはあくまで「スマホとルーターの距離」を示しているだけ。本当のボトルネック(詰まっている場所)がどこにあるかを見極めるのが、解決への最短ルートです。

理由:扇マークが満点でも遅くなる「3つの正体」

なぜ繋がっているのに遅いのか。プロが現場でまず疑うのはこの3点です。

1. 「2.4GHz帯」の電波干渉(家電のノイズ)

Wi-Fiには2種類の電波がありますが、古い設定のまま2.4GHzを使っていると、電子レンジやBluetoothと喧嘩して、通信がズタズタになります。

2. ルーターの「セッション上限」オーバー

(推測ですが)家族全員のスマホ、タブレット、テレビ、スマート家電…。ルーターが一度にさばける限界を超えると、繋がっていても通信順番待ちが発生します。

3. DNS設定の不具合(住所録の紛失)

「繋がっている」という認識はあっても、サイトの場所を探しに行く「案内役(DNS)」がサボっていると、表示まで数秒待たされることになります。

具体例:現場で「これ、盲点でした」と言われるケース

【事例1:若者のお客様】「ルーターのすぐ横なのに遅い!」

最新のルーターを買ったのに遅いとご立腹。確認すると、隣に置いた大きな「鏡」が電波を反射し、さらに「水槽」が電波を吸収していました。

• 私のアドバイス: 「Wi-Fiは水と鏡に弱いです。水槽の横から1メートル離すだけで、速度が3倍になりますよ」

【事例2:高齢者のお客様】「2階に行くとパタッと止まる」

1階の角にルーターがあり、2階の対角線の部屋で使っていました。アンテナは1本立っていますが、速度は0.5MB以下。

• 私のアドバイス: 「アンテナが1本でも、それは『ギリギリ繋がっている』だけです。中継機を置くか、ルーターを家の中心に移動させましょう」

今日やること3つ:プロが教える「接続品質」改善術

業者を呼ぶ前に、この3つを上から順番に試してください。

1. 「5GHz」のWi-Fiに繋ぎ直す

Wi-Fiの設定画面を見て、名前に「A」や「5G」と入っている方を選んでください。

• メリット: 家電の干渉を受けにくく、速度も圧倒的に速いです。「G」や「2.4G」は壁には強いですが、速度は出にくいです。

2. ルーターの「再起動」ではなく「位置の微調整」

コンセントを抜く前に、ルーターを**「床から1メートル以上」で「家の中心」**へ。

• ポイント: 床に直置きすると、電波の半分は床に吸い込まれて無駄になります。

3. スマホ・PC側の「Wi-Fi登録解除」と再接続

一度、設定からそのWi-Fiの登録を消して(ネットワークを削除)、パスワードを入れ直してください。

• 効果: 内部に溜まった古い接続ログが消え、クリーンな状態で繋ぎ直せます。

注意点1つ:安いLANケーブルが「首を絞めている」

意外と多いのが、1ギガの速い回線を契約し、数万円の高級ルーターを買ったのに、**その2つを繋ぐ「LANケーブル」が100円ショップの古い規格(CAT5など)**というパターンです。

これでは、水道の蛇口(回線)は太いのに、ホース(ケーブル)がストローのように細い状態。ケーブルの横に**「CAT5e」か「CAT6」**と書いてあるか確認してください。それ以外なら、即買い替え推奨です。

修理・点検を依頼すべき判断基準

これらを試してもダメな場合、以下の「目に見えない故障」の可能性があります。

• 近隣のWi-Fi電波が多すぎて、自宅のチャンネルが完全に潰されている

• 建物の壁の中に通っている光ファイバーの曲がり、または劣化

• プロバイダ側(接続先)の通信障害

「有線なら速いけどWi-Fiだけが絶望的に遅い」という状態が続くなら、ルーター自体の無線チップの故障かもしれません。その時は、5年使ったなら迷わず買い替え、それ以内ならメーカー保証を確認しましょう!

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